学生の不安感

私は大学生であるが、コロナで親の仕事に迷惑をかけることが出来ないため、アルバイトやサークルに入ることを躊躇っていた。
アルバイトについては自分は今お金に困っていないので不要不急だと考え、コロナが収まるか本当に金に困った時くらいにやろうと思っているが、サークルについては、休日等何もせず無駄な日を過ごしていることが多いと思ったので入ろうと考えた。
そして私はサークルの見学に行ったのだった。そこでは、見学ということもあるのだろうが、あまり練習などはできず踏み入った見学というふうにはならなかった。大学側が活動を緩和したとしても、それには制限がかかっており、入室する人数の制限や時間が設けられているためである。
そうして見学を終えたわけだが、帰りに見学を共にした人と話をした。見学に来た人は皆、入部するのをためらっていたようだ。これは前述のことを鑑みれば当然のことである。
だが、この会話で思いがけないことがあった。それは、ためらいはあるもののそこにいた皆は何かをしたいと思っていたことである。テンプレート的ではあるが、やはり大学生であるということから、サークル活動には勤しみたいのである。そこには自分の場所を求めているからこそ出てくるのかと考えられる。
それらの不要不急な活動は、私たち大学生にとっては必要な要素であり、アイデンティティに関わるものである。そのために早くこのコロナ禍を脱し、今まで通りの生活に戻れることを切に願う。